もう勝負ついてるから。

~次世代系無職マガジン~

会社を訴え勝つためには全てを捨てる覚悟が必要かもしれない

f:id:hyo-ta:20171123211755p:plain

こんばんは、氷太です。

以前、オレはこんな話をした事がある。

このブログ『もう勝負ついてるから。』というブログタイトルの由来の話だ。

 

何故こんな名前をこのブログに付けたのか?

これはオレが働いていたクソブラック企業を訴え、チェックメイトした時に放ちたい言葉。

その実現を願って付けた、怨念のキーワードだ。

 

この記事は以下の記事の続きのお話になる。

この一連の話だけでも長いのだが・・・。

背景をより理解して貰う為、ブリブリ踏ん張って踏破してからこの記事をご覧頂きたい。

www.already-match.com

 

会社を訴え勝つためには全てを捨てる覚悟が必要かもしれない

10月中旬、正式に弁護士に未払いの残業代請求の依頼をする

つい先日、依頼していた弁護士事務所から「打ち合わせをしたい」と話があった。

資料の開示請求を送り、相手方の代理人から資料が来たため確認して欲しいとの事。

どうやらクソ経営者共も腹を据えたのか、弁護士を雇ったようだ。

 

オレの持っている証拠は2年分には満たないので、どうしても開示請求は必要だった。

すでに弁護士に依頼してから1か月経ってこの状況だが、思いの外早いと感じた。

ちなみにこの弁護士さんに依頼したのは、このオフ会の始まる数時間前。

www.already-match.com

 

 

実はこの弁護士事務所を訪れる前に、別の弁護士に依頼しようと考え打ち合わせまでしていた。

 

オレが大阪に来てから弁護士さんに依頼したかったのには理由がある。 

異常な程に横の繋がりの強いあのド田舎の弁護士は、絶対に信用できなかった。

この1点に尽きる。

 

最も適切なのは、その区域を管轄できる弁護士に依頼する事。 

もし裁判になれば当事者も証言者も多い、このド田舎で行う事になり、費用負担が重くなる。

それは分かっていたのだが、突然の解雇だったのでもう時間がない。

社員寮に住んでいた為、新たに住むべき所を探し出ていかなければならない。

 

ド田舎の卑屈なクソ経営者に『相手は都会の立派な弁護士事務所』だ。

そうプレッシャーをかけられるとポジティブに考える事にした。

だが1番初めに訪れた弁護士事務所は、大変申し訳ないがあまりにも貧相な事務所だった。

だが大事なのは外見ではなく中身と考え、労働者専門の弁護士と謳っていたので赴いたが・・・。

労働基準法における旅館業の緩和措置について質問しても、全く答える事ができなかった。

 

個人経営である事、コンテンツが弱い事、インパクトに欠ける事。

選ぶ理由がこの弁護士事務所には見当たらなかった。

 

クソ経営者の性格は、逃げられそうなら躊躇いなくのらりくらりと逃げるタイプの人間。

やはりインパクトも欠かす事はできないだろう。

初っ端からもう逃げ場はない。と恐怖感を植え付ける事は非常に重要だ。

 

依頼した弁護士が何かしらアクションを起こした場合、必ずアイツらは事務所のPCで調べる。

そして客をそっちのけでドタバタ劇を繰り広げる事だろう。

もう一度、落ち着いて弁護士事務所を吟味する事にし、納得できる弁護士事務所を見つけた。

 

弁護士との打ち合わせ

まず「確認して欲しい」とタイムカードを渡される。

偽装されているような所は見当たらない。

次にシフト表が来たのだが・・・。

「15年度のシフト表を紛失したらしく、送る事ができないらしい」と弁護士さん。

 

確かに14年13年12年は保管されているのに、どこを探しても見当たらなかった。

情報開示で送ってくるだろうと思っていたが、どうやらガチで紛失しているらしい。 

15年度だけ丸々1年分紛失する事は考えにくい。

何かしら残しておく事に不利益な事でもあったのだろう。

 

とはいえ開示されたタイムカードでなんとかなる話だ。

アチラ側はオレが何月分のタイムカードのコピーを所持しているかは知らない。

また以前のように偽造されていれば、すぐに分かる事だ。問題はない。

 

やはり会社を相手にするならば、証拠が命だ。

オレは充分集めて来た、充分作戦を練って来た。

そう安堵していると、弁護士から書類を渡されこう言われた。

「この資料に心当たりはありますか?」

 

それは見た事もない書類だった。

 

給与規則・勤務規則の書類を見せつけられる

オレが今まで見た事があるのは就業規則だけ・・・。

しかもどれが最新なのかも分からないものが3種類あったので、全てコピーを取ってきた。

給与規則?勤務規則?こんなものどこにあったというのか・・・。

 

「いえ・・・給与規則・勤務規則と書かれた書類は見た事がありません。」

「中を見て、心辺りありませんか?」

「・・・いえ、残業代や当直に関する規定の文面を見た事がありませんので・・・」

 

こんなものがあったのか?オレは見落としていたのか?

でも少なくとも説明は受けていない、周知の事実じゃなかった証拠は握っている。

だけど・・・コレはとんでもないミスをオレはしてしまったのではないか——?

 

そう思い悩んでいると弁護士さんはこう言った。

「いえ、見覚えがなければそれでいいんです。」

そしてとんでもない事を言い放った。

後から作ったものかもしれませんし。

 

 

・・・。

 

 

 

・・・え?後から作った?

 

 

 

それを情報開示として送ってきてもいいの?

 

 

 

「よくある話です。」と弁護士さんは続ける。

 

「正直、就業規則関連は会社側に利があります。例えば就業規則は誰にでも分かるような所に置かなければならない事になってますが、後日封筒にでも書類入れ置いていなかった場所にポンと置いて写真でも撮れば、それはそれで成立するんです。」

 

呆然としてしまう、冷静に考えればそうなのだ。

立証責任はコチラ側にある、アチラの主張を覆さなければならないのはコチラなんだ。

アチラは自由自在に主張できてしまうんだ。

その主張に正当性を帯びさせる必要はないんだ。

 

「もう一度確認させて下さい、雇用契約は書面で結んでいないんですよね?」

そう弁護士さんはオレに問いかける。

 

結んでいない、間違いない。

それはオレだけではなく、全員が書面で結んでいない。

 

「はい、結んでいません。」

「分かりました。大丈夫ですよ、心配は要りません。」

そう弁護士さんが声をかけてくれた。

 

きっと、きっと今回のケースは際立って悪質な訳じゃない。

どこの会社も訴えられたら、こういう事をしているんだろう。

分かってる、別にオレは特別酷い事をされたわけじゃない。

オレよりももっと辛い思いをしている人は沢山いる。 

 

分かっている。オレはまだ大丈夫、まだ大丈夫・・・!

吐き気がする程に汚い戦いでも、オレは絶対に勝つって誓ったんだから。

最後まで戦い抜くって決めたんだから。

立ち止まってる場合じゃない、今オレがやれる事を精一杯やらなければ・・・! 

 

複雑なシフトになっているので把握しにくい勤務時間。

元々手元にあった分は依頼の際に役立つと思い、エクセルに作成して持って行った。

今できる事は・・・この開示された情報から勤務時間を割り出す事。

 

「手元になかったタイムカードから、また勤務時間をエクセルに書き出してメールで送りましょうか?」

「申し訳ないのですが、お任せできますか?」

「勿論です、私が1番分かりますので・・・すぐ作成してお渡しします。」

「ありがとうございます。今日はこれまでとなりますが、何かご質問ございますか?」

 

勝てる見込みはどれくらいかとか、今後どんな流れになるのか。

聞きたい事があったが、聞くのは止めた。

今自分が聞きたい事はそこじゃない。

 

「もし仮に・・・開示された給与規則や勤務規則がなかったという事が証明できたら役に立ちますか?」

「今までの物とは別に何かお持ちなのですか?」

 

持っているのはボイスレコーダーだ。

「就業規則にも固定残業代の事は書かれていない」と主張した時。

あのクソ野郎は何て言ってたか、そこを洗い出せばもしかして出てくるかもしれない。

 

だがもっと確実なのは、従業員の話を聞きだした時の録音だ。

ここには今回の向こうの主張を覆す証拠が宿っている。

でももしコレを使うと、その人に多大な迷惑がかかってしまう。

 

「交渉にしろ裁判にしろ、絶対というものはありません。どれだけ有利な状況にあったとしても、それが覆ってしまう事もあるんです。勝つためにはどんなに小さな物でも武器にして戦わなければなりません。」

 「・・・はい。」

「もし何かお持ちなのであれば、勝ちたいと思うならばお渡しください。」

 

こうして第一回目の打ち合わせが、終わった。

 

今後どうすべきなのか

自分の利益だけを考えるならば、勝つ確率が上がる。

他人の事を優先したならば、勝つ確率が下がる。

今までそこまでの事は考えもしなかった。

 

勝ちたいのか、負けてもいいのか。

誰かを犠牲にしてでも進むべきなのか、このまま進むべきなのか。

自分だけじゃなく、皆も救いたいのに。勝たなければ救えないのに・・・!!

 

「どれだけ有利な状況にあったとしても、それが覆ってしまう事もある」 

その時がもしかしたらやって来るのかもしれない。

 

その時は決めなきゃならないんだ、どちらかを選ばなければならないんだ。

覚悟を決めなければならない日がやって来るんだ——。 

その時が来る事を考えると、何かを切り捨てる自分を考えると怖くてたまらない。

f:id:hyo-ta:20170616111031p:plain
f:id:hyo-ta:20170616111031p:plain