こんばんは、向かいの部屋の人が全裸で筋トレしてる事に悩んでいる氷太です。
窓に面してテレビを配置しているので、何とも視界に入って困るんだよなぁ・・・。
あえてなの?見て欲しいの?
まあそんな事はさておき。
最近、自炊をしててブチ当たった壁がある。
煮たり焼いたりとか、調理工程でという意味ではない。
オレの料理は男の料理とかそんな生易しい言葉は似合わない。
日本男児・サムライ・もこみち・・・どれもオレの料理には似つかわしくない。
出来合いのダシやタレを入れて尚、素材の味を完全に殺し切るものだからだ。
そうだな・・・夜空を駆ける一等星『シューティングスター』とでも呼んで貰おうか。
問題はオカズだけで腹を満たそうという食習慣。
主食じゃないものを主食にしようとしているのが問題なんだ。
スーパーで完成品を買うのと同じくらいコスパが悪い。
当たり前やねせやね!
米を炊かなきゃ・・・!(使命感
米を炊く
満を持してダンボールから炊飯器を取り出しセッティングする。
実はもう炊飯器自体は引っ越し早々、手に入れていた。
やぁこんにちは、ボクの可愛い炊飯器さん。
説明書の内容を第六感で頭の中に入れ、そしてそのまま「FF外から失礼しました」と出ていった。
どれだけ御託を並べようと、所詮炊飯器に求められるのは炊き上がった米の味。
ククク・・・果たして貴様にオレの舌を満足させられる米が炊けるかな!?
だがここで重要な事に気が付いた。
・・・米がない。
スーパーに米を買いに行く
実家で米を作っているため、大学時代は江戸時代の年貢レベルで米が送り届けられていた。
それ故、米を買う必要もなかったし、それ以降は一切自分の手で米を炊いてない。
つまりはコレがオレの初めてのお米購入記念日となる。
お赤飯炊かなきゃ・・・キャッ!炊き方が分かんねぇっ☆
スーパーに着き、お米コーナーに辿り着く。
オレの想像を遥かに超える米達が待ち構えていた。
イヤ、お米の取り揃えが豊富すぎィッ!!
困るなぁ~、コレは困るよ・・・!
コシヒカリだけで10種類くらいあるんだけど、一体何が違うのか見当もつかないっ!!
とりあえずオレは、牛肉と豚肉の味の違いが分からない男。
味を追求するだけ無駄かもしれない。
ここは安さで選ぶべきか・・・?
イヤッ!それは早計だ!
それで何度も失敗してきたじゃないか!
「もうイっちゃったの?」とは言われたくない・・・!!
米選びに迷う
まずは最安値と最高値を見ていくか・・・。
最安値はどうやら三重県産コシヒカリさんの模様。
パッ見高ぇな~と思ったら、1袋で1599円、2袋で3180円か・・・。
広告の品と記載されているんが、一言宜しいだろうか?
広告、届いてないんだが?
あんでだよっ!近隣住民にはチラシ配れやっ!! お前の店の目の前に住んでるじゃろがいっ!
それにしても何故同じコシヒカリでこうも値段が違うのだろうか・・・。
そんなに味って違うものなのかしら・・・。
ちなみに1番お高いのは魚沼産のコシヒカリさん3380円。
いや~・・・3380円は出せねーよ・・・。
だってオレ、一食に二合くらい食べちゃうタダ飯喰らいの大喰らいなんだもの。
30代ごくつぶし、日本代表よ?
ごくつぶしとは!?
5キロなんて、あっという間に食っちゃうよ・・・。
どう考えても三重県産のコシヒカリを選んだ方が良い。
分かってる、分かってるよ。
だがこういう考えも頭に浮かんでしまった。
作る料理がマズいのに、米も妥協したのを選ぶの?と。
価格と米の味は比例してるならば・・・安いからOKは危険だ。
それに少なくともコレだけは言える。
オレの作る料理、本当にマズい。
この前、平野レミのレシピを参考にして、大根と白菜の漬物作った時それが立証された。
いや~コレがほんにねぇ・・・。
お店で出されたら恐らくキレるなってくらい、美味しくなかった。
食い終えた時に吐き出したゲップが、とにかく臭かったのを覚えている。
きっと素材が良くなかったせいだね!
原因は9割お前、1割レミだよ。
選んだ米はコレ
コスパを選ぶか、米だけは良い物を選ぶべきか。
意見が対立し、お米コーナーにしばらく佇んでいた。
見知らぬ幼女がオレを見つめている・・・!
気まずい、「まだお米で消耗してるの?」とでも言われているかのようだ。
決めた・・・!この米にする・・・!!
ミルキークイーンさん3280円だ!
高いのにどうしてこの米にしたのかって?
ボク、牛乳が好きだから。
ミルキーでクイーンって、何か美味しそうやん?
米袋を抱えて思った事
それにしても5キロの米袋とはいえだよ。
他の食材もそれなりに買うと結構な重さになるし、そもそも女性が持つには少し大きい。
懸命に運んでいる、どこの馬の骨ともしれない子連れの主婦の方々を見てて、「お母さんって大変だなぁ」ってつくづく思ってしまった。
「オレならスーパーまで一緒に付いて行って、荷物全部運んでやるのにな・・・。」
そう夕暮れに黄昏る30代無職独身。
へへ・・・潮風が目に沁みやがるぜ・・・!!(近隣に海はない
それとズッシリとしている米袋を抱えて、ふと思った。
目の前でテロが起きても、米袋を盾にして押しつぶせば大体制圧できるんじゃないだろうか?
それくらいミルキークイーンは丈夫そうで、オレに安心感を与えてくれた。
え?もし彼女が居て、本当にテロが起きたらどうするんだって?
彼氏として、毅然と彼女にこう言うかな。
「君は米袋を持って囮になる、ボクはその隙に逃げる。いいね?」
タダのクソ野郎じゃねーかっ!!
果たして安易な考えで購入したミルキークイーンは旨いのか?
その前にバルミューダの炊飯器は役目を果たしてくれるのか?
次回、氷太ミルキークイーンを食す!の巻に続くよ!