こんばんは、コノヤロウ系男子の氷太でございます。
只今、早急に賃貸契約を結ばなければならないので、大阪に来ております。
大阪は食べ物美味しいし、いい街だよねってそんな話はどうでもいい!!
法を武器にブラック企業と今戦っているわけですが・・・・。
「残業代は既に支払っている!」と主張してくるんですよ。
この話はこの一連の続きの話になるよ!!
いやー、それにしても前の記事で怒られたよね。
「法に則ってるくせに、著作権は守らなくていいんですかカス?^^」みたいな感じでさ。
オレの下半身にくっ付いている玉袋が「キュッ!」としたもんね。
それに対して、法律かじっているオレが全力で反論させて頂こうか。
グウの音も出ないでゴザル。
今日はこの辺にしといてやるぜ!!
「はい、論破」ってこういう事言うんだと思ったよ。
こんなストンと落ちる事って中々ないよ。
確かに法の正当性を語っている人間が、法に則らないのはおかしな話だ。
ただこんな重苦しい話を、そのまま書いてもなぁ・・・。
だって簡単に言ってしまうと、これただの怨念のこもった記事だもの。
重量に換算すると、2トンくらいかな。
職場がホワイトな人は面白い読み物として。
労働法に関して興味のある人はタメになる読み物として。
ブラックな会社に虐げられている人は己を奮い立たせる読み物として。
とにかくどの層であっても、読み進めて貰う必要がある。
こんな事が日本のどこかで起こっているんだと。
こんな状況であっても、余裕をもって誰でも闘える問題なんだと。
だから面白さも交えたかったんだよね。
まあだからって漫画のコマに頼るのは、筋が通っていないね。
ブロガーなんだから文字でそれを表せよって話だわ。
どうしてもって時は、マンガルーを活用する事にするよ!
教えてくれたオイそこの貴様、情報ありがとうございました!
それじゃ、続きを紐解いていくよ。
実は1度だけ、オレの猛攻が止まざるを得なかった場面がある。
そこらへんの生々しさにも注目して頂きたい。
繰り出された「残業代は既に支払われている」。
社長の真意とはいかにーー!?(←漫画の見過ぎ
絶対に引こうとしない社長
社長は「残業代は既に支払っている!」を唱えた。
「そうだ、さっき残業代未払いって言ってたけど・・・払ってるから。」
な・・・なんだってえええええええええええ!?
なんてね。
はいソレ、言ってくると思った。
実はその話は、半年前に準社員のおじいちゃんが女将とケンカをした時に聞いていた。
あまりにも勝手な言い分に、おじいちゃんの肩を持ってオレは口を出してしまった。
その時、オレは女将とこういうやりとりをしている。
「「残業代は出ない。」と雇用される際、説明を受けてますが?」
「あとで聞いたら、社長が手当として付けてるって言ってたもん!」
「あとでってことは、雇用契約の際に説明していないって事でしょう?」
「私はそういうのよく分からないから、その時は知らなかったの!」
この夫婦、ほんと誰か山に捨てて来てくれないかな・・・。
書いててムカついて来たけど、話を戻そう。
なのでこの話はオレが証明するまでもなく、おじいちゃんの証言で簡単にに突破できる部分だ。
それを活用したいのも1つの目的だったのに。
事務所に誰も居ないってどういう事なの!?
ちゃんとして!!
「残業代が既に支払われているって、どういう事ですか?」
「手当として支払われている。」
「私は女将と雇用契約を結んだ時、残業代は出ないとはっきり言われておりますが。」
「その後にオレが氷太の所に言って、キチンと説明している。」
「説明を受けていれば、今こんな事になっていないと思いますが・・・。誰もが思ってますよ?残業代は出ていないと。」
「そんなわけがない!オレはキチンとそういう事はハッキリと説明している!」
「では残業代はいくらで、どの項目に支払われているんですか?」
「残業代は3万円支払っている。項目は・・・・」
「どの項目で支払っているんですか?」
「それは・・・・。」
擁護するわけではないが、様子からして項目名をド忘れして答えられずにいるような感じだった。
「とりあえず明確に伝え、他の従業員にその認識があるのは間違いないんですね?上司が帰って来たら確認を取らせて頂きますよ?」
「どうゾォ!!」
・・・なんでちっと半ギレなんだよ!!
「では質問を続けます、この3万円という数字は何から算出した金額なのですか?」
「だいたいこれだけの残業代が発生するであろう金額として、3万円にしている」
「そうなんですか、でも・・・」
ここで上司Hさんと、準社員のおじいちゃんKさんが戻ってくる。
氷太「Kさん知っていましたか?残業代は手当として支給されているらしいですよ。雇用契約を結んだ時にその説明がありましたか?」
Kさん「いや聞いてない。社長、私は基本給を安く抑えるために別途手当として払っていると聞いておりましたが?」
ナイスだぜジジイ!!
社長「いや、オレはちゃんと話してる。Kさんが思い違いしてるだけだ。」
氷太「ではHさんに聞きます。残業代はいくら、どの項目に振り込まれているか知ってますか?」
Hさん「残業代が手当に入ってるのは昔チラッと聞いた事があるけど・・・いくらでどの項目かは知らない。」
出た出たYESマン発言・・・お前散々言ってたじゃねえか!
残業代出てない残業代出てないってよ!!
まあいい、最後の最後は少しだけ役に立ってくれたようだな。
「社長、どうやら残業代の支払いについて誰一人正しい認識を持ってないようですが。」
「それはお前らの取り違いだろ!!俺はキチンと説明している!」
「言った言わないは水掛け論なので、私達の雇用契約書を出して確認させてください。」
「雇用契約書なんかねえよ!書いてないだろ!?」
「そうですね、誰一人書いてませんね。・・・それでキチンと説明しているって言えませんよね?」
「それでもオレは、給与に関しては!絶対に正しい金額を支払っている!」
「タイムカード改ざんしていた張本人がそれを言うんですか?それにお2人とも知っていましたか?給与明細に記載されている有給日数、ミスで印字されてるんですって。知ってました?」
ちょっとここ、予想外だった。
「マジかよ!!社長それは・・・!!」みたいな反応を期待してたんだけど・・・。
社畜のエリート街道まっしぐらな彼らにとっては、そんなに重要な事だとは思わなかったようだ。
「お・・・おう。」「今日の夕食って野菜炒めなの?へぇ~」くらいの反応だった。
ガッテンガッテン!!みたいな食い気味なリアクションが欲しかったのに・・・。
言いよどんでしまうオレ
「3万円とは金額は、一体何から算出した金額なのですか?」
「月間の残業代がおおよそこれくらいになる、という見込みで算出している。」
「ですが月間の残業時間から算出すると、とても3万円では納まりきれませんよね?それにこの会社はみなし残業制なんてありませんよね?」
「いや、みなし残業制だから。」
「この会社が導入しているのは変形労働時間制*1でしょうが」
「いや、どっちも導入してるから。」
頭が真っ白になった。
ここでオレの頭の中では「みなし残業制と変形労働制の2つの制度が混在するなんて可能なのか?」で一杯になってしまった。
その知識を全く持ち合わせていなかったからだ。
分からない、分からない・・・!!
洋食屋さんで「和食も食いたい」とリクエストされているようなもんだ。
その発想がなかった。
ちなみにオレはオムライスと肉じゃがが大好きです。
ただここで確定している事実は2つ。
- 3万円という金額ではとても賄いきれる金額ではないという事。
- 周知の事実ではなかったという事
1か月あたり○○時間分の残業をしたものとして、定額残業代○万円を支給する。
という就業規則はなかったとは思うが・・・。
いっけね!まだ確認してねーや!
いやでも確かなかったよなぁそんな項目・・・。
まぁ少なくとも、3万円を超えた分は請求できるな。
雀の涙ほどになりそうだけど。
って考えると、オレって本当に最低賃金並みの給料だったんだな・・・。
あんなに心臓削るように働いてたのに・・・。
泣けてくるなぁ・・・。
「そうですか。お話にならないようなので、お互いに代理人を立ててお話し合いをしましょう。」
「だからオレはちゃんと払ってるって!!こんなのにサインまでしてるのに、何故そんなに信用できない?」
「過去に自分が何をしてきたのかもう一度繰り返しましょうか!?
タイムカードは故意に改ざんする、車検の切れた車も故意に従業員に使わせる。
そして有給日数は虚偽の印字で従業員に通達する、有給を申請しても拒否して働かせていた事として給与を支払うなんて言ったりする。
・・・信じる方がどうかしてるわ!!」
「だからタイムカードは故意じゃなくってミスなんだよ!!」
↓*タイムカード改ざん事件はこちら。↓
「あのタイムレコーダーにしてから何年経つんですか?
何人に正式な給与を渡して来なかったんですか?
10年以上もの間、勤務体系が変わった事を知らなかったなんて言い訳が通用すると思ってるんですか?
仮に本当だとしても、自分の無能さがもたらした『事件』だと思いませんか?」
「あれは不正に早く出勤したり、遅く退勤する事を防ぐためのもので・・・」
「それはタイムカードを改ざんする事で防ぐのではなく、教育により防ぐべきものでは?
それにタイムカードはって何ですか?なら車検の切れた車は故意に使用させていたんですか!?」
「ああ、故意だよ!!」
力強い音が事務所に木霊した。
目が点になった。
オレは普段あまり驚いたりしないタイプの人間なんだが・・・。
昔TVでやっていた『所さんの目がテン』で、タコとイカの生態を観た時並みに驚いた。
他の2人も絶句している。
こんな現実ってあるんだろうか・・・・。
思わず声が漏れてしまっていた。\
「最低ですね・・・・貴方・・・・。」
撮りたかった証拠は取り終えた・・・はず。
なのに、どうしてこんなに空しいのだろう・・・。
選択を誤っていた事に気が付いた。
どうしてオレは来年の6月まで頑張ろうと思っていたんだろう・・・・。
こんな所、サッサと辞めるべきだったんだ――。
社長が去った後
オレの辞めるまでの流れと、社長と話し合った事を2人に伝える。
この2人はオレが会社を訴えるべく、様々な情報や書類を与えてくれていた人達でもある。
「何か聞きたい事、他にないですか?」と聞いてみた。
- 残業代未払い
- 有給休暇に関する様々な事
- 車検の切れた車を従業員に使用させる
- 過去にタイムカードを不法に改ざんしていた事がある
- 雇用契約を書面で結んでいない
- 就業規則と違う部分が多々ある
- 派遣会社と直接雇用の2重契約が存在する
これらがオレの考え付いた会社が起こしてきた不正だったのだが・・・。
「宿直の事聞かなくて良かったの?」
「半休+半休で1日の休みと換算される事、言わなくて良かったの?」
と言われた。
ピヤァァァッ!!
その事、すっかり忘れてたぜ!!
宿直というのは泊まり込みで宿の番をする事・・・8時間ほど待機して、出される手当ては何と3000円。
控えめに言って、頭オカシイ。
半休+半休で1日の休みになるっていうのは
1日の勤務は7時~12時 2日の勤務は13時~22時
といった具合だ。
「24時間休めているじゃん?」って反論ありそうだが、これは半勤+半勤で休みとは考えられない。
とはいえ旅館業法で特例の制度があるため、当面の間は27時間の連続休暇を与えれば良い事になっている。
だがそれにも引っかかっているが。
どの道この2つはタイムカードとシフト表で証明できるお話。
肉声としての証拠は、特に必要ないだろう。
まとめ
もしかしたら、百万単位での残業代の請求はできないかもしれないなぁ・・・。
下手すると、赤字になるかもしれない(白目
それでもワイは闘うで!
あの会社を強制的にでも変えないと、不幸が生まれるだけだ。
今すぐにでも頼みたいけれど、今はまだ時間がない・・・!!
横で繋がっている、ド田舎体質のあるこの土地の弁護士には頼みたくない!
守秘義務すらも今は信用できない。
皆、待っててな。
大阪の弁護士さんに、引越ししたらすぐ依頼にいくからな。
もう少しだけ、頑張ってね。
*1:労働時間を1日単位ではなく、月・年単位で計算すること