もう勝負ついてるから。

~次世代系無職マガジン~

君は『紺野あさ美』という少女を覚えているか?

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こんばんは、氷太です。

君は『紺野あさ美』を知っているかい?

元モーニング娘。にして元テレビ東京のアナウンサー。

現在は北海道日本ハムファイターズ所属の、杉浦稔大選手の奥様だ。

 

あまり詳しくない人が彼女に抱く印象は、大体こんな感じじゃないだろうか?

「ああ、赤点合格でモー娘。入った人ね。」

「モー娘。時代もアナウンサー時代もパッとしないまま終わった人ね。」

そんな方々に一言だけ言わせて貰おうか。

 

まだそんな所にいるのか?

早くオレに追いついて来い!!

 

ゴメン、二言になってしまったな。テヘペロ(威圧

ただ紺野あさ美って本当に凄い子だったんだよ。

アナウンサー時代の功績に関しては、テレビを見ないからオレはよく分からない。

だが少なくともモー娘。時代の彼女は、正にドラマに満ち溢れた少女だったんだ。 

 

今日はおふざけ無しに、『紺野あさ美』について真面目に書いていこうと思う。

紺野あさ美が好きだったオレが、紺野あさ美について一生懸命書いていく。

オレの知っている紺野あさ美

ASAYANのオーディション

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この時代のモー娘。は正に天下統一を果たした状態。 

大々的に特集を組まれるのは当たり前。

うたばんに出れば超高視聴率を叩き出す。

正にアイドル界のTOPを独走している状態だった。

 

そんな中、2001年の夏に開催された『LOVEオーディション21』。

25827人からモー娘。の新メンバーが選考される、超大規模のオーディションだった。

ASAYANでその様子が放送されていた為、見ていた方も多いだろう。

そんな中、オレはいまだかつてない程に衝撃を受けた。

 

オドオドしていて目が虚ろ。

どう考えても今までのアイドルの雰囲気ではない女の子。

それが『紺野あさ美』だった。

 

恒例のお寺で最終選考を兼ねた合宿

選び抜かれた9人の少女が、3泊4日で合宿が行われる。 

オレも女の子に生まれていたら、きっとここに居たんだろうなあ。

  • ボイスレッスン
  • ダンスレッスン
  • 演技レッスン

この3つを鬼のような先生の下、みっちりと仕込まれその出来栄えを評価される。

 

ボイスレッスン

このボイスレッスンの先生、菅井先生のスパルタっぷりは特に有名だ。

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ヤバイ、既に怖くておしっこ漏れそう。

課題曲は松浦亜弥の『LOVE涙色』。

Love 涙色
松浦亜弥
2005/03/24 ¥200

 

コレを見た時、オレは最終選考に残った9人の少女達へ向けてこう思った。

あ、ご愁傷様です。

どう考えても難易度が高すぎる曲だ。 

課題曲が発表され、まず全員で歌うが・・・お遊戯会レベルだった。

短時間のボイトレで、どうにかなるレベルなんだろうか・・・。

 

ダンスレッスン

夏まゆみ先生の登場です。

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演技指導の最中、ドキツイ一言が繰り出される。

ちょっと分からないから確認させて。これは皆はモーニング娘。になりたい人達が集まったの?なりたいの?じゃあもっと頑張んなくちゃダメじゃん。頑張り方が足りない。

日本語がちょっと不自由な人なのかな?と思う点があるが・・・。

そこを指摘できる少女は居ないだろう。

言いたい事は正論だしね。

 

演技レッスン

谷口先生の登場です。

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コレ、意味あんのかなあ・・・。

だってこの方の演技指導を受けたモー娘。の先輩方・・・。

ことごとく棒演技なんだもん。

 

ここで行われるのはセリフを30分で暗記し、披露するというレッスン。

初回のボイトレ・ダンスレッスンでは出番の無かった紺野あさ美が、ココで見せつけてくれる。

さすが後のモー娘。の中でTOPクラスの才女っぷりを誇るだけある。

大多数のメンバーがセリフを覚えきれてない中「あら、ゴメンあさーせ」と言わんばかりに前に出て、覚えたセリフを難なく谷口先生に披露する。

 

中々に上手だ。

だがその様子を見て欲しい。

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完全に目が死んでいる。
あさ美?これ一応演技レッスンなんやで?

 

「よく最終選考まで生き残って来たなこの子・・・。」

ド肝抜かれた人が、圧倒的多数だったのではないだろうか? 

オレも正直そう思った。

だが同時にこれ以降、この子の存在が気になってしまうようになった。

他の子にはない、圧倒的な負のイメージに釘付けになってしまったんだ。

 

発表の時 

そしてその集大成を見せる日がやってきた。

まずは演技の課題発表。

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「やろうよ一緒に、ねっ?」「えっ?」

のセリフしか放映されなかったが、相変わらず目が死んでいる。

だがむしろそれがいい、スルメのような味わい深さがある。

カンバレ!紺野あさ美。

 

次にダンス課題発表。

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紺野あさ美は端っこだった。

クッ、モンスターにやられた怪我さえなければ・・・!!ってくらいキレがない。

あ・・・オワッタ。

ぶっちゃけそう思った。

 

そして課題曲の発表。

審査するのは勿論つんく♂だ。

文字にすると相変わらず。イヤらしい響きだぜ!!

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これから歌うぞ、って時に姿を見せているのもイヤらしい。

プレッシャーを与えるためなのだろうか?

 

そして待機室のようなところで、ソワソワと緊張の面持ちで自分の番を待つ少女達。

だがここでも紺野あさ美は一味違っていた。

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ねえ、あさ美。そっちには一体何があるの?

さすがB型と言った所だろうか。

「え?春のパン祭りってもう始まってるの?」と言わんばかりだ。

余裕だ、余裕過ぎる。

 

アレ・・・でも・・・。

この方って歌お上手だったっけ・・・?

記憶を掘り返してみよう。

 

予選審査の様子 

第一次オーディション

オドオドとした様子で歌ったのは後藤真希の『愛のバカやろう』。

かなり高めのキーが必要となる曲だ。

愛のバカやろう
後藤真希
2001/03/28 ¥200

 

披露した後、審査員に何点だったかを聞かれ、こう答える紺野あさ美。

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イヤ、高すぎぃっ!!

 

全くと言っていいほどに、歌声が聞こえない出来栄え。

そして見事にサビの高音が出ず、咳払いをしてしまう始末。

 

だが一次審査を突破する。

落ちた人の事を思うと、「涙拭けよ」としか言えない。

こんな出来栄えでも突破できるのに・・・。

 

第二次オーディション

選んだ曲は松浦亜弥の『ドッキドキ! Love メール』

上京したての女の子が、ハツラツとした様子で恋を楽しんでいるような曲だ。

ドッキドキ! Love メール
松浦亜弥
2005/03/24 ¥200

 

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イヤ、目が虚ろ過ぎぃ!!
もうちょっとドッキドキしろや!!

 

選ぶ曲を間違ってないだろうか?

個人的には『いい日旅立ち』の雰囲気に見えるんだが・・・。

声は良いとは思うけど、凄まじく音痴だ。

 

だがニ次審査を突破する。 

自分がモーニング娘。に入ったらどう変わるか?

そう問いかけられた時のこの子はスゴイ。

「しっとりとした面やワイルドな面とか、色々な面が見えて飽きないような歌手になっていくと思います。」

自分の在り方やこれからどうなりたいのか、明確じゃなければこう答える事はできないだろう。 

 

そんな感じで勝ち残ってきた彼女。

余裕カマせるレベルじゃない。

オイ紺野!コッチ見ろ!!

集中するんだよ!オイ!

ああああああ!紺野の番が来ちゃったぞ!!

 

紺野の課題曲披露

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他の子達と比べて、一回りも二回りも声が小さい。

何でそんな小さいんだとイライラするくらいの小ささだ。

その上あまり音程を取れていない。

もう石川梨華のように、声質を評価して貰うしか道はない。

お願い・・・!つんくさんお願いします・・・!!

 

そんな紺野の歌う様子を見つめるつんく♂。

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お疲れ様でした、紺野さんクランクアップです!

 

結果発表 

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ここで運命が変わる。

司会のみのさんがコレまたお上手なんだよなあ。

見ている側の人間も、とてつもない緊張に捉われる。

ここの立っているこの9人の少女達は、一体どんな気持ちでこのステージに立っていたんだろう。

 

正直オレはもうここで諦めていた。

オレの応援していた紺野あさ美は、絶対にモー娘。に入れない。

 

だが紺野は諦めていなかった。

オーディションの時には見せる事のなかった、強い覚悟を秘めた眼差しをしていた。

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やっぱりオレ、モー娘。に紺野が入って欲しい。

歌・ダンスでは良い所を見せる事ができなかったかもしれないけれど・・・。

他の子にはない何かを持っている。 

人を惹き付ける力を持っている。

 

お願い・・・ガンバレ紺野。

これまでの紺野と、これからの紺野が見てみたいんだ!!

 

まず1人目の発表。

選ばれたのは小川麻琴。

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ゴメン、どうでもいい。

「アタシは絶対に選ばれる」っていう雰囲気がヒシヒシと出てる。

はい次。

 

2人目の発表。

選ばれたのは新垣里沙。

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この当時、正直こう思った。

正気か・・・?止めるんだつんく!! 

 

でもやっぱりプロデュースの天才なんだなあ。

後に絶対に欠かしてはならない最たる存在になるんだもんな。

勿論、ガキさんの努力の賜物なんだろうけどさ。

 

もう紺野の枠はない、どう考えても選ばれるのはこの子だ。

3人目の発表。

選ばれたのはやはり、高橋愛だった。

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そりゃー、この子が外れるワケないわなあ。

歌がバツグンに上手だし、カワイイし・・・。

寺で言ったら金閣寺みてーなもんだもんよ。

 

今回のこのオーディションで選ばれるのは3人

「クソがあああああ!!」とリモコンを投げつける。

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だがみのさんがおかしい事を言い始める。

「つんくさん・・・3人ですね?」

何言ってんだこのジジイは・・・。

これはそういうオーディションじゃねーか・・・。

ねえ、つんくさん!?何か言ってやって下さいよ!

 

つんく♂「え・・っとですね・・・。」

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まだ・・・まだワンチャンあるんか?

辻ちゃんみたいなパターンが、今回もあるんか?

続けてつんく♂はこう語る。

「ダンスはリズム感が弱くて、声の通りも悪くて、歌ののびも
なくて・・・どうしようもない劣等生なんですけど、そういう
劣等生こそロックだなあって僕は思うんですよ。
正直言って、今回の合宿では赤点を取ったんですけど、
僕はそいつの可能性と、一番最初に出会った時のインスピ
レーションを僕の中で信じ賭けて、本人も言っていました、
努力するところを見て下さいっていうところを見ていきたいです。」

 

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悲しげな表情で耳を傾ける紺野。

どういう気持ちで聞いてたんだろう・・・。

 

4人目の発表、選ばれたのは紺野あさ美だった。 

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多分、分かってたんだろう。

自分の事を言われているんだと。

他の選ばれた子達とは違って、涙を流すことなく固い面持ちで3人の所に合流する。

 

ここでみのさんが、紺野に声を掛ける。 

「赤点だ、何て言われてましたけど・・・それがつんくさんには素晴らしい才能に見えたようですよ。」

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一瞬だけ、一瞬だけ、涙を流しそうになる紺野。

歌、ダンス・・・確かに良い所は見せられなかった。

でもそれでもいいじゃないか。

今はまだそれでも。

理由はどうあれ、モーニング娘。に選ばれる才能があったという事なのだから。

おめでとう紺野・・・、本当におめでとう。

 

余談だが――。

紺野が3人に合流した時の様子がコチラ。

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全く反応もしない人が1人居るのがお分かり頂けるだろうか。

この時は思いもしなかっただろうな。

後に紺野がどれだけの人気を勝ち誇って行くのかを。

 

悲運に見舞われた幕開け 

こうして念願のモー娘。入りを果たした紺野だったが、滑り出しから順風満帆とは行かなかった。

うたばんで12針を縫う怪我を負う事になる。

そして、13人体制初のライブツアーではMC参加になってしまう。

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だが怪我の功名か、ダークホース扱いされたオーディションのせいか。

4人の新メンバーの中でブッチギリ知名度を獲得する事に、

そして――。

フジテレビで紺野あさ美を主役とした、SP番組が組み込まれる。

『13人がかりのクリスマススペシャル』だ。

 

『13人がかりのクリスマススペシャル』

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つんく♂に赤点扱いされ、デビュー直後に怪我を負ってしまった紺野。

そんなドジでのろまなレッテルを貼られている、今の彼女をフルに活かした番組だった。

紺野メインで、めちゃイケのノリで展開される。

 

「私、紺野あさ美の事を補欠だと思っている人――」

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台本があるんだろうけど、どういう気持ちで演じたのだろうか・・・。

「そんな事ないよそんな事誰も思っていないよ!」

と必死に伝えるメンバー。

そんな中、紺野はある提案をする。

 

「13人がかりでクリスマス特番をしたい」

戸惑うメンバー達。

ちょっとそれはムリじゃない?みたいな反応を少しでもすると

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古傷が急に痛み出したり・・・

 

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爆弾発言を投下したりする。

 

とにかく紺野の機嫌を損ねないよう、他のメンバーが気を使うというめちゃめちゃ美味しい構図。

そして13人がかりでくだらない面白い企画をこなしていく事になる。

そしてクライマックス。

 

 

番組からメンバーへプレゼントがあった。

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だが紺野のBOXだけ空かず、皆が和気あいあいとしている中、1人奮闘する紺野。

中から出てきたのは・・・。

 

エガちゃんだった。

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うっわくだらね~・・・、一言モノ申して終わりかよ・・・。

と思いきや。 

エガちゃんは一言モノ申さないらしい。

 

エガちゃんから紺野あさ美に対して、感動の言葉が贈られる。

「北海道から出てきたところで怪我をしてしまったのは辛かったろう、でもそれをバネにしてみんなに追いつこうとした」

紺野の今までの努力を称えるエガちゃん。

そして――。

 

「紺野あさ美、お前は補欠なんかじゃないんだよ!お前こそ、モーニング娘。なんだよ!!」

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オレ、泣いてしまったよ。

泣かずにいられなかった。

これが泣かずにどうしていられる?

 

今まで自分が欲しかった言葉、誰も言ってくれなかった言葉。

それを、一生懸命伝えてくれる人がいる。

認めてくれる人がいる。

ずっと赤点扱いされてきた紺野にとって、それがどれだけ嬉しかった事だろう。

 

イルカのぬいぐるみをエガちゃんにプレゼントされ、泣いている紺野。

それを見て、またオレは泣いてしまった。

こんなにも感動をくれたアイドルは、他にはいないよ。

ありがとう、紺野あさ美

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まとめ 

この番組が放送されたのは2001年。

もう10年以上余裕で経過している。

改めて見てみて思った。

オレは紺野あさ美のファンで良かったと。

 

歌・ダンス、どちらも確かに劣等生だった。

でも、今だからこそ明確に言える事がある。

 

この子は歌とダンスを除いて、アイドルの天才だったんだと。

彼女は人を惹きつける魅力を持った、初めからプロのアイドルだったんだよ!

紺野あさ美の魅力、分かったかオイ!?

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