こんばんは、はてなブログ界の薬味こと氷太です。
悪い意味で、悪い意味でだよ!?
途切れ途切れに更新している、会社のタイムカード不正に迫る拝啓シリーズ。
①拝啓、母上様。ボクは長年会社にタイムカードを偽造されてたようです
②拝啓、父上様。会社がタイムカードを改竄している証拠を入手しました
申し訳ないんだけど、オレって結構な遅筆なんだよね。
これでも1記事に2時間~3時間くらいかかってるんだよ。
ここに関しては全く改善の兆しがない。
イクのは早いんだけどね。
1分かからないくらい。
高須クリニック行って来いってレベル。
ちなみにここに関しても全く改善の兆しがない。
そんなこんなで今日も続きを書いていこうと思いますが、前回のブコメに気になる文章があった。
それをまずご覧頂きたい。
こちらだ。
Apps あ〜なんかあんまり悪意はないバカの所業の予感がする。続き早く!なおアクセスのレポート提出も急ぐように。
このサーファー様、中々鋭いんだが?
最近のサーファーって波の様子だけじゃなくって、事件の結末まで読んじゃうんでしょうかね?
身体能力だけじゃなく、知性も問われるんだろうか・・・。
これ以上、予想するのは止めるように!!
それと「大丈夫ですか?」って心配してくれてる方、ゴメンね。
結構話が長いから、結末までにもう少し時間がかかる。
だけど心配は本当に無用だ。
このブログのタイトルの名前、何だか思い出してごらん?
もう勝負ついてるから。
だろ?
それでは続きをご覧頂きたい。
タイムカード偽装事件~調査編~
今現在の実情
- タイムカードの総計と給与が合わない
- 女将の放った「設定」という言葉から、タイムレコーダーを調べる
- 12時から13時30分までの時間は自動的に控除される設定になっている事が判明
- 何故そんな設定になっているか分からない←今ココ
何が問題なのか?
- 過去を含めアルバイトの人に対し日常的に未払いの給与が発生しているという事
- どういう経緯でタイムレコーダーは控除される仕組みになったのか
- 2年経っており請求権を時効で失っているオレは未払いの給与を取り戻せるのか
登場人物
氷太 オレ。趣味は片想い、夢は両思い。
社長 自分を世界で1番の経営者と信じて疑わないチンパンジー。
女将 経費を使って家族旅行するのが生きがい。若干ヒステリック。
上司 オレの提案を受け入れてくれる心優しきチンピラ。時々荒ぶる。
Aさん クッキーを焼いてくれたりお菓子くれる天使。上司さんの奥様。
ここらへんを念頭に置いて、読み進めて頂きたいでゴザル。
では、調査編スタート。
1月23日の出来事
朝7時に出勤するとプロダクトコードが書かれたメモがあった。
これはこの前上司さんと探していたタイムレコーダーの製品番号だ。
恐らく新しいタイムレコーダーは、買うと決定されたのだろう。
「あくまで不正ではなく、タイムレコーダーの故障のせいにするつもりなんだろうな」
この行動の意図は何となく推測が付いた。
1/21日に上司さんは確かにこう言っていた。
上司「なんか昔、社長が12時以降何か設定したかもしれんって言ってたわ。」
クソオツムの悪い昨日の自分の発言も覚えていない社長が、昔の事を覚えているハズがない。
何かしらその行動に、非日常的な感情を持ち合わせていたから記憶に残っているんだろう。
それだけオレは、このオッサンは信頼に値しない人間だという事をよく理解している。
悲しいけど、これが零細企業によく居るダメ社長の特徴なのよね。
とにかく何でもいい、情報を手に入れていかなければ・・・!!
午前10時、宿泊客の帰りが早く業務が落ち着いてきた。
善は急げ、タイムカードの件について女将に尋ねることにした。
氷太「新しいタイムレコーダー、買い替えるんですね。」
女将「そうなの。」
氷太「N君のタイムカードの原因も分かりませんしね。」
女将「あれどうやら社長が昔、12時から13時までの間の1時間を引く設定にしたみたいなの。」
・・・・あら?
予想以上にスラスラ話してくれるなあ。
聞いてくるのは想定内だったわけか。
家で頑張って考えてきたんだろうなぁ。
だがその後続けて言った発言が、俺の感情を沸騰させた。
女将「ほら、12時までに終われる仕事しか任せてないからさ。」
何言ってんだ?この痴女ハッシュタグ付きの女は。
サービス業において、いや何でもそうかもしれないが・・・。
特にサービス業において絶対に終われる仕事なんてあり得ない。
少なくともこの旅館業ではあり得ない。
お客さんのチェックアウトの状況によって、大きく業務の進歩状況が変化するからだ。
仮にそれが成り立つとしよう、その考えに一切疑いを持たない経営者なんだとしよう。
ならば何故、タイムカードの総計がオカシイ時にこの主張が出てこなかったのか?
というか何故自動的に控除しても良いという発想が出てくるのか?
とりあえず沸き起こる怒りは抑え、聞かなければならない事を聞いた。
氷太「そうですか。計上されていなかった時間は1時間だけですか?」
女将「恐らくそう」
氷太「恐らく?確認はとってないんですか?」
女将「確認はとってない」
何なの?ここはホントに会社なの?
現在発生している問題は賃金の未払い。
大問題だぞ?
労基に行かれた場合の事を考えた危機感がないんだろうか?
それともまさか従業員が訴えを起こすなんて想定していないんだろうか?
素晴らしい会社とでも思ってるんだろうか?
自分達のしている事は、正当性のある行為だとでも考えているんだろうか?
とはいえこの12時から13時は、労働時間として計上されていなかった事は認めている訳だ。
だが「実は12時から13時30分が控除されているんですよ」とはまだ言えない。
これは今コチラが持っている唯一の武器なのだ。
「その言い分は成り立ちませんよ」とこの武器を今放つわけには行かない。
ここでその武器を使用してしまっても、別の言い訳を考えてくるだけだ。
とりあえず今は女将が認めた12時から13時が控除されていた分をどうするのか?
そこを確かめた方が良いだろう。
氷太「Aさんは昼食だけじゃなく12時からフロント番している事もあります。どうするんですか?」
女将「そうなのよねえ。彼女だけは払わなければならないと思ってるの。今日なんか業務を何かお願いするのもしにくくて・・・。」
氷太「ああ・・・そりゃ普通は罪悪感を感じますもんねぇ。」
女将「そう。でも社長が余計な事するなって言うの。だからアタシがポケットマネーで10回分くらいのを渡そうかなって思ってるの。」
ゴメン、もう色々と意味が分からない。
オレがオカシイの?
会社がオカシイの?
あまりにも自然にそう言い放つから、自信が無くなって来る。
皆も気をつけて、相手が完璧にオカシイ時って本当に揺らぐもんだよ。
もうこの会社の経営者は完全にサイコパスなんだ。
大問題だと捉えずに空白の時間は確認しない。
未払い賃金を支払う事を余計な事と捉えている社長。
未払いのあった勤務日数を確認しようともしない女将。
というかそもそも何で当たり前のようにAさんの事しか考えにないんだ?
俺も上司さんも、アルバイト時代があって該当者ではあるんだが?
とりあえず女将に少なくともAさんには支払う意思があるだけ良しとしよう。
ポケットマネーで10回分くらいは支払うとか、色々な意味で完全に意味不明だが進歩があっただけ良しとしよう。
早速Aさんを業務を兼ねて外に呼び出し、このやりとりを伝えた。
Aさん「あっそう~・・・。10回分をポケットマネーで。分かった、ありがとう。」
恐らく夫である上司さんにこの話を報告するだろう。
案の上、夜に上司さんから俺に話があった。
上司さん「ポケットマネーがどうこう言っとったやん?あれどう思う?」
氷太「完全に対応を間違えてる感じがしますね。」
上司さん「社長が余計な事って言ってたんだって?」
氷太「直接は聞いてないですけど、女将はそう言ってました。」
上司さん「俺たちはどうなるんだろうか?」
氷太「時効の関係上、ないって考えておいた方が良いかもしれませんね。っていうか俺達の話、一切出てきませんでしたよ。」
ここまで読んでて
「え!?マジで時効で払われないとかそんなのあるの!?」
って思った方居ると思うから触れておく。
労働法における未払い賃金の請求権は2年。コレ絶対。
勿論、残業代に関しても同じだ。
これを超えるには「不法行為」として相手を訴える必要がある。
そして今回、最も悩みの種なのがコレ。
起点となる時間は発覚した時ではなく、未払いの賃金が発生していた時からになる。
1回や2回くらい、自分で給与計算しとくべきだった。
どれだけオレは搾取されて来たんだろう・・・。
いや後悔しても遅い。
とりあえず現在もアルバイトで不利益が生じているAさんの賃金を支払って貰わなければ・・・。
上司さん「俺、ちょっと言うわ。」
そう言って内線をかけ始める上司さん。
え!?今言うの!?
確かに上司さんにも動いてもらわなければ話が進まないんだが、今はまずい・・・!!
まだ通販で購入したICレコーダーが手元にないし、そもそも電話じゃ後々水掛け論になる!!
氷太「ちょっと待ってください、第三者のいる場所でこの話を議論しなければ絶対にこちらの正当性が伝わらないですよ!?ここどこだと思ってるんですか?ブラック企業なんですよ!?」
上司さん「・・・分かった、また今度にする。」
慎重に攻めていかなければ。
例えオレ達の分が取り戻せなくても、Aさんの未払い賃金だけは取り戻す。
そしてタイムカードの自動控除システムは、何としてでも阻止する。
この2つが最優先課題だ。
オレも打つべき手段は何なのか思い付かない。
それでもやれる事はやって行かなければ。
氷太「大丈夫ですよ。辞めた後、必ず別件で会社を訴えますからオレ。」
上司さんにそう声を掛ける。
上司さんは顔をこちらに向けないまま、ただ小さく頷いた。
続く。