フライドポテト頼んでブチ切れくらうとは驚きましたなぁ・・・。
とはいえオレも似たような経験を1度だけした事があってですね。
玉子焼き頼んだら「そんなもの女子供の食うもんだ!」と上司に言われ、上司の分も取り分けてあげたら誰よりも美味しそうに食っていたっていうね。
世の中にはこんなにも気持ち悪いツンデレが居るもんなんだと大変勉強になりました。
こんなにも腑に落ちないご指導ご鞭撻があるんだとね。
どうもおばんです、氷太でございます。
このフライドポテト事件のネタ元は2chです。
相当この部下の子も面食らっただろうなぁ・・・。
このモルモットのようにさ。
まずは事のあらましをザックリと説明していきたいと思います。
「んなもんテメーで確認するわ!ソースよこせ!」って方の為に一応そのスレッドのURLを貼って置きますね。
新卒の者だが飲み会でフライドポテト頼んだら上司にキレられたんだが
あれ?これも何か腑に落ちねぇなぁ・・・。
フライドポテト事件
大まかなあらすじになりますが・・・。
「研修後に配属先の部署が決まり、GW後に飲みに連れて行く」と予め言われていた部下君。
その当日居酒屋で「好きな物を頼め」という上司さんの言葉に甘え、部下君は大好きなフライドポテトを注文した所「いつまで学生気分なんだ!」とキレられる。
そして部下君は刺身の盛り合わせや漬物を注文させられ、延々と上司さんの武勇伝を聞かされる事に・・・。
腑に落ちない部下君はこう語っている。
「2度と行かねえわ」
「俺が食いたいポテト、ピザ等は食えなかった」
「なんか上司の武勇伝とかそんな話ばっかでクソつまんなかった。家帰ってゲームやってた方が100倍マシだったよ」
「飲み会は極力行かないようにしようと思います。
まあ確かに学生気分が抜けてないのは反省すべき点ですがポテトの件は、納得していません。」
あららら・・・。
飲み会への抵抗が生まれちゃったかぁ・・・。
これを上司側の意見に置き代えるとこんな感じになるんだろうか。
「2度と行かねえわ」
「俺が頼んだ刺身、漬物等は全然食ってくれなかった」
「なんかオレの話をウンウン頷くばっかでクソつまんなかった。家帰ってゲームやってた方が100倍マシだったよ」
「飲み会は極力行かないようにしようと思います。
まあ確かにポテトで怒ったのは反省すべき点ですが学生気分の件は、納得していません。」
これはオレが勝手に部下君の発言を対極化しただけなんだけど・・・。
こう書くと本当は仲が良いんじゃないかと思えてくる、不思議。
ネトゲとかで実は繋がってそう。
オレの見解
己が発した「好きなもの頼め」からのフライドポテトで切れるって・・・
あのさぁ・・・。
あまりにも上司としての品格に欠けていませんかね?
言葉通りに受け止めたら危険とか、無礼講の意味分かってないなんていう意見も見られましたが、これのどこらへんが上司への配慮が足りないのか意味が分からない。
そもそもフライドポテトって社会一般上失礼な食いものか?
断りもなくレモン絞るとかならまだ分からなくもないけどさ・・・。
オレは絞ってくれる気持ちが嬉しいから、種がこれ見よがしにあっても美味しく頂きますけどもね。
でもそういう人は飲みの席で、部下が涙ながらに悩み事を打ち明けてきた際に
「オイ・・・オレのグラス空なんだけど?」
とか言っちゃうんだろうか・・・?
確かに上司さんの言わんとする事って分かります。
部下君から上司さんへの配慮というのは社会人として身に着けておくべきマナーでしょう。
上司さんは共に酒が飲みたかったのか、酒の肴になるものを希望していたようですね。
なので刺身の盛り合わせや漬物を注文させられたのでしょう。
でもこの上司さんは、アレかな?
部下と飲み=上司である自分を接待とお考えなのかな?
その為なら部下に我慢をさせるのが当然の行為だと。
確かにこのフライドポテトの注文は、上司さんの事を考えた結果ではないでしょう、
でもこれって叱責される程に配慮が足りない行動だったんでしょうか?
そもそも配慮って、部下が上司に対して行う一方通行なものなんでしょうか?
居酒屋に行くなり部下が
「オ・・・オニギリが食べたいんだなっ」
と山下清のモノマネしながら店員さんにオーダーしていたなら思う所があるでしょう。
何で初っ端からメシ頼んでんだよと。
何でこの空気で山下清のモノマネしてんだよと。
コイツもしかして痛い奴なんかな?
とは多分思います。
そんな奴に出会った事ないけど。
とはいえ切れる必要などないでしょう。
「好きな物を頼め」って言っておいて結局は自分の好みの食べ物しか頼まない、なんていうのは上司として非常にナンセンス。
残念ですがそれは上司ではなく、ただの暴君の行動です。
部下を気にかけ意思を汲む事も上司が持つべき当然の配慮です。
フライドポテトが食べたいと言う部下。
聞き入れず、叱責した上で自分の食いたい物を注文させる上司。
なんだそりゃ・・・。
食べさせてやれよ。
何故切れる必要がある?
それがおかしいと思うのはお前の只の固定概念に過ぎないだろうが。
部下が刺身や漬物を初めから頼んでたら何も言わなかったのか?
お前の上司がフライドポテト食べたい人ならどうすんだ?
お前にとってフライドポテトは学生気分でいる奴が食うものなんだろう?
頼まないつもりなのか?
お前がして欲しい事と接待で必要な事は全く別物だっつーの。
接待は相手の趣味嗜好を調べる等の事前準備が必要だっつーの。
接待についての教育が目的なら、はなから部下にそう伝えておけよ。
その前にお前が見本見せてやれよ。
結局この上司は自分がして欲しい事しか考えてねーんだよ。
自分がしたい事しかしてねーんだよ。
部下の気持ちなんて全く考えちゃいない。
飲みの席においても上司の役目とは、部下に自分を理解してもらう事ではなく部下を理解しようとする事だろう。
お前はそこでこの部下はフライドポテトが好きだという情報を得る事ができた訳だろう?
仕事では見る事のできない部下の一面を知る事ができた訳だろう?
取り留めも無い些細なものだろうけどさ。
でもそういう小さな一歩を積み上げて理解して行けよ部下の事を。
何の為に企画したんだこの飲み会は?
この飲み会で一体何を得る事ができたんだ?
ただ部下の信頼を失っただけじゃねーかよ。
いつまで傲慢なポンコツ上司でいるつもりだよ・・・!!
熱く語ってしまいましたが結局は社会人としてのマナーを建前として、自分のしたい事をしたいようにしているだけの上司として在るべき姿に欠けた上司である事を強調しておきたいです。
これでは「この人の為に何かしたい」と思って貰う事も不可能でしょう。
部下がビジネス以上の感情を持ってして酒を注いでくれる事もないでしょう。
いつかそれに気が付いてしまった時、一体その酒はどんな味がするんでしょうかね?
・・・とはいえじゃあ部下も何も考えなくていいのかというとそうではない訳で。
飲みの席で部下から上司へ行うべき配慮って結構大変なもんなんだゾ!
上司と飲みに行った時に心がけておくべき事
- 奥側に上司を先に座らせる
- 上司が迷わないようにトイレの場所を確認しておく
- タバコを吸う上司が居る場合、速攻で灰皿を手配する
- 乾杯は両手で、上司のグラスよりも下に当てる
- 料理を上司よりも先に手を付けない
- 上司の嗜好を記憶する
- 取り分ける必要がある料理なら取り分ける
- 上司の飲んでいるドリンクの進み具合を把握し、随時注文もしくは注ぐ
- 上司の発言は全力で聞き、しっかりと考えてから返答する
- 奢りであろうがワリカンだろうが翌日にお礼を言いに行く
嘘だろ・・・。
こんなにあったのかよ・・。
実際に文字に起こすと凄いなぁ・・・。
とはいえザッと振り返って書いていっただけなので、実際にはもっとしている事は多いハズ。
ぶっちゃけ水商売ですよ。
気分は露出の多いドレスを着ているチャンネーです。
あとは上司がトイレに立ったりとかで席を外している際には、灰皿を新しいのと交換したり、グラス拭いたり、箸を箸置きに置いたり、テーブル拭いたりしてますかね。
完全に飲み屋のチャンネーやないかいっ!!
まあ俺自身が元々水商売してきた人間なので、この一連の行動は何てことのない事なんですけどね。
意識する事なく体が勝手に動いてます。
難しいのは上司のドリンクの残量の把握でしょうかね。
フルコントロール・エンカウントですよ。
30秒先の未来を見つめてください。
分からない人はアニメ『ログホライズン』を見ましょうそうしましょう。
ドリンクに関しては視覚だけに頼るんじゃなく、音にも反応できると素晴らしいです。
氷の「カランッ」って音ですね。
あれで大体残量把握できるようになりますから。
これを意識しておくと、対多数の飲み会の席で笑えるくらい評価がうなぎ上りになりますよ。
死角の人のドリンク残量もカバーできる訳ですからね。
氷が入っているドリンクであればですが。
「えっ・・・何で分かったの!?」
なんて言われるとンギモッチイイ!!
ただ徳利と御猪口でチビチビ飲んでる人に関しては未だ攻略法を見出せておりません。
こういうのね。
特にグイッと飲まずに、少し減ったらその分足して・・・みたいな飲み方する奴。
透けて見えねーし、音しねーし、分かるわけなくね!?
これに関してはマジでこまめに観察しておく必要があります。
正直めっちゃ疲れます。
お店の人に「升で下さい!」と言いたくなります。
こういうのね。絶対コレの方が楽ちん。
でも年配の人であればあるほど、御猪口に注いてあげると喜ぶんだよなぁ。
全然気が付かない事もあるので、その方の手に届きそうな位置に置いておくのがベスト・・・かな。
まあそんなオレから言わせて頂くと、こういうのって社会人になりたての子が当たり前にできる事ではないんですよね。
その他社会人としてのマナーも然り。
特に原石のような存在である新卒者に、初めからその水準を求めるのは無茶ですって。
フィルターを取り払い過ぎです。
完成品を求めすぎです。
あるはずのない幻を見ているようなもんです。
そういう価値観で居るといつしか自分でも気づかない内に、不意打ちのような形で相応の痛みが圧し掛かってきますよ。
これって凄く難しい事だけどね!
まとめ
教育っていうのは凄く難しい事かと思いますが、教える立場として、上司として叱る事と教育する事はイコールではない事は身に付けておきたいですね。
それとビジネスマナーと自身の傲慢さをごっちゃにしない事。
部下は道具では決してありませんから。
部下があっての上司ですから。
オレはフライドポテトを、好きなだけ食べさせてあげる上司でありたいです。
話がつまらないと言われても構わない。
普段頑張ってくれている分、せめて飲み会の時くらいは部下に対し感謝の気持ちを持って接待してあげたいです。
すいませ~ん!!
フライドポテトお願いしま~すっ!!